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日々思い浮かんだことを、気の向くままにあれこれと…
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この映画、だいたい展開は読めてしまい、実際その通りの内容だったけれど悩ましい話だ。
新任教師が子ブタを連れてきて、動物を食べるということを理解する勉強として、クラスで育てる。
台本があるんだろうけど、子供たちのセリフはセリフじゃないんじゃないか?と思った。
家畜とペット、命あるものを人間の理由で食べること、育てたものに対しての責任など、正しい答えはこれだ!と言えない問題に対して、卒業という区切りをゴールに何度も話し合う。
「食べる派」と「食べない派」での討論で、大人から見ると「食べる派」の意見に悪意のあるものはないけれど、「食べない派」はどうしても感情的な性格の子が多くなってしまい、「残酷だ!」とか「食べられるなんて信じられない!」と「食べる派」を攻撃する。その言葉は「食べる派」にとって、とっても辛いだろうけれど相手を納得させるために「食べる理由」の意見を述べるが、感情に走る人にはなかなか届かない。
印象に残ったのは、「食べない派」の子が「食べる派」の子を睨みつけたり、泣き落とししたりするところ。
あーやだやだ。と思った。
「食べる派」の子が「本当は私だってPちゃんを食べたくない」とこらえていた涙を流すシーンを思い出すと、今もじわわわ~んとくる。
問題は何であれ、性格だよな~。自分があのクラスにいたらどっちになっていただろう?
「食べる派」で堪え切れない涙を流す役をやりたいなぁーと思うけれど、6年生の私だったら「食べる派」を睨んだり蹴ったり「私の見えないところで話して!」とか言っちゃって、思い切り感情に走ってそうだ。
しかし、討論を見守り敢えて意見を言わない教師の立場に立つのが、一番私には無理だと思う。

今住んでいる家の近くにドイツバーがあり、テラス席もたくさんあるので、外で豚の丸焼きを時々やっている。串刺しにしてぐるぐる炙るやつ。それをやっているのが視界に入ると、その道を通り過ぎるまでそっちに顔を向けられない。
中華料理の写真付きのメニューを見ていると、鳥の顔が(調理後の)目に飛び込んでくることがあり、うわっっ!!と思う。
中国では丸ごと料理しましたよ~というのが、相手への最高のもてなしになるので、丸ごとなのだ!という事をアピールするためにも、お皿に頭をのせて出す。全然抵抗ないそうです。頭のことより最高のもてなしが嬉しいという方にスポットが当るという価値観。
どちらも理解は出来ても、価値観は変えられないだろう。

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無題
中国ではそれこそ最高のおもてなしの一つに猿の脳みそがありますよねぇ。お値段も張るらしく出されたら手をつけないわけにはいかないとか・・・
でも私バリで豚の丸焼きをクルクル回したヒトです。
市場に豚ちゃんや鶏ちゃんがぶら下がっていても平気なヒトです。

ところでこの場をお借りしてすみませんが、わたくし上海に戻ってまいりましたのでお時間ありましたらランチでもどうでしょうか?
ご連絡お待ちしてますね~♪
あっきー 2010/11/18(Thu)12:30:04 Edit Top
〉あっきーさん
えーっ!たくましいですね。私はギャーギャー騒いだりはしないまでも、固まります。
上海に戻って来て気分はいかがですかー?
行きたいところリストがいっぱいです!mixiから連絡しますねー。
aya 2010/11/20 18:14
無題
どちらも理解は出来ても、価値観は変えられないだろう。...
僕もそう思います...。
価値観って人は、いつ、どのくらいの間に養われたんでしょうね...。
遺伝とかも有るんでしょうけど..
そういう人それぞれの価値観ってホントに興味があり
不思議ですね。
さて...。
全く関係無いですが、最近”乱暴と待機”という邦画を観ました。
表現に不器用な人間の映画です。
映画関連で..。
機会がありましたら...。
早退生りろん 2010/11/19(Fri)00:36:57 Edit Top
〉早退生りろんさん
じわじわと根付いたんでしょうね~。価値観は誰かから無理矢理も、自分自身も変えようと思っても変えられないのに、一瞬にして変わることもあるのが興味深い。
「乱暴と待機」表現が不器用な人の話って興味がわきます。DVDになったら是非見てみます!
aya 2010/11/20 18:28
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