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日々思い浮かんだことを、気の向くままにあれこれと…
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労働節の連休を利用して、杭州に行ってきた。

「上有天堂、下有蘇杭」
上界には天国があり、下界には蘇州・杭州がある。

中国の蘇州と杭州の美しさを天国に例えている言葉で、蘇州には何度も行ったが杭州は初めてだったので楽しみにしていた。
上海にも緑も川もあるにはあるけれど、やはり人間純粋な自然が恋しくなるときがある。そして静けさも。
上海にいると、なかなかゆった~りと静かに過ごすことができない。そういう雰囲気の場所はあっても、それが壊される要素が簡単に訪れるのだ。声が大きい人と得体の知れない匂い。どうもこの国の匂いに馴染めない。街の匂い、食べ物の匂い、印刷物の匂い等々…。夫も日本に来た当初は、日本の新聞の匂いが駄目だったと言っていた。
上海の虹橋から高速鉄道で45分。杭州駅は有名な観光地なので栄えていたが、私達が行った「富春山居」は車で1時間ほどの場所にある、自然が豊かな場所でした。静かで無臭!!!こんな綺麗な場所、中国に来て初めてでした。

 
「富春山居」は茶畑のある広い敷地内にあり、ゴルフも出来るリゾートホテル。
水墨画のような穏やかな風景に本当に癒されました。

 
贅沢なホテルで、今回随分旦那様に気張ってもらって感謝感謝!
ヴィラもあって、いつか泊まりたいね~と目標が。

 
湖を眺めながら食事やお茶が出来るテラスもあります。
スタッフは笑顔を見せてくれるし、サービスも普通でした!(注:すごくいい!という意味です)
お客さんの質も良くて、大騒ぎしている人達にも数回しか会いませんでした!


なんとヨガスタジオもあります!
インド人ぽい男の先生が教えてくれます。真剣なヨガで、心と体のために週に3回はやれと何度も言われました。
「ここは静かでリラックスできるから、ヨガをするには最適ですね~」と言ったら、「自分の家でも静かな環境は作れる!やれ!」との厳しいお言葉。

ホテルの周りには何もないので、ホテルの中でだけ過ごしたのですが、スパやジムもあるし、昼寝をしたりぼんやりしたりの2泊3日。とっても贅沢なひと時でした。
食事も良かったですよ~。とくに朝食!

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Oさんのリクエストで南京に行った。
上海から南京へは新幹線で1時間半くらい。もっと遠いところかと思いましたが案外近い。
南京と聞くとやはり「南京大虐殺」が浮かぶ。Oさんの目的もずばり「南京大虐殺記念館」を見たいとのこと。私と夫は少々気が重かったのですが致し方ない…。


記念館の敷地に入ると、虐殺の際の苦しむ人々の像がたくさん並べられている。
戦争中に起こる民間人への被害というのは、どの国にも共通する。被害を与える立場の人間の心情は様々とは思うが、正気とは思えない。正気を殺して、または無くしてまですることが、戦争の勝ち負けと関係あるとは思えない。極限状態の人間の欲?極限状態になったら私にも理解できるのか?
今まで戦争について考えさせられることは度々あったが、今回は日本がしたことという視点で、これでもかこれでもかと現実を突きつけられて居た堪れない思いがした。
身近に戦争の被害にあった人がいなくなりつつある日本人。戦争を二度としない日本は、戦争に対しての思いが他の国の人とはだいぶ違うだろう。

気を取り直して昼食に向かった先は、金陵飯店というホテルの中にある「梅苑中餐庁」。北京ダックは言わずと知れた北京料理の名物だが、南京にも「南京ダック」という料理があるとのこと。


こちらが「南京ダック」蒸したアヒルでした。
味付けは、あっさりとした塩味。
右奥は馴染みやすい部分だが、左手前は少々とっつきにくい見た目。


更にこちらは、アヒルのどの部位かと言うと舌の脇というか筋?軟骨?ちょっと説明しにくい部分。
まぁ、食べない部分はないくらい工夫を凝らして料理になってしまいます。
Oさんは何も物おじせずに、パクパク気持ちよく食べていきます。
他のお料理もおいしかった。


はじめて食べた「桂花酒醸丸子」というデザート。
酒粕風味のシロップにもちもちした小さいお団子と鶏頭米という実が入ってます。素朴な味。
日本の中華料理屋さんでのデザートは、杏仁豆腐とマンゴープリン、タピオカが定番ですが、これもあったらいいのになーと思いました。


世界遺産の一部の「明孝陵」という明の王様のお墓に行きました。
お墓の裏に物凄いお宝が隠されているとのこと。もしかしたら何十年後、何百年後に発掘する時が来るかも!?念力で透視できないかと思いましたが、残念ながら私にはお宝の存在を感じることはできませんでした。
 
上海の虹橋駅
すごーく広い!発車時間より随分早くから並んでる。
並ぶ前は、椅子に座ってのんびり。中国の人は短気だけど気が長い?!

 
白い壁に黒い屋根の蘇州の家々。シックで素敵。統一されたものってデザイン的にいい。

   
プラス緑が落ち着きます
 

蘇州公園の大きな池に大きな蓮の葉

 
「老書蟲」という名のカフェ。本の虫?本好きって意味かな。

 
 ホテルの朝食
左私:フルーツ盛りだくさん。ビュッフェスタイルの朝食は朝フル主義を通せて嬉しい。
右夫:お粥に温かい豆腐(豆腐花)に色々。魅力的なチョイス!誘惑に負けて私も豆腐花食べました。


街の風景にぴったりのバス停

 
中国は自転車天国というのは数年前の話。
今は上海も蘇州もバイク天国です。
国慶節の連休を利用して、夫の故郷「蘇州」に行きました。
蘇州は東洋のベニスと言われ、街が水路で埋め尽くされています。また「蘇州古典園林」といわれる世界文化遺産の園林がいくつもある、情緒のある街です。
夫は21年前に蘇州から日本に移り、この21年の間に蘇州に来たのは3回だそうで、蘇州と上海が新幹線で繋がったことに何度もしみじみと感激していました。そりゃあ21年も経てば色々変わるでしょ~と思いますが、その変化を体感できるのは面白いでしょうね。
上海から新幹線で30分程で行ける場所にありながら、言葉は変わり蘇州語に。上海は上海語、蘇州は蘇州語があります。日本の訛りのようにイントネーションだけ違うものではなく、単語自体が違うので聞き取ろうとしても無理なのです。
夫と会ったことのある人はご存知の通り、彼は日本語がとっても上手。語学習得が得意な彼から奨められているのが、その国のテレビを理解しようとせずにただ見ること。これは義父にも奨められ、夫は日本に来た頃毎日「笑っていいとも!」を見て半年後にピカーンと理解できる時が訪れ、そこからグングンわかるようになったと言うのです!
今はまだほんとに~?と思ってますが、それで分かるようになれば、こんなに楽な方法はないので、なるべく中国のテレビをつけています。中国のテレビは字幕付が普通なのですが、字幕を見る必要はない!見ない方がいいし、理解しようとしなくていいと言われます。ま、半年後を好御期待です。
ところが、この意味の分からない言葉が耳から入ってきてるのって、非常に疲れるのです。
それが… 今回の蘇州旅行の目的の一つ、夫の中学、高校時代の友達と会いました。
気さくなとっても楽しい感じの人達で、私も会えて嬉しかったのですが、宴会の間蘇州語が分からないからと言って、全く聞き流している態度もどうかと思うので、一応笑顔で輪に入っていたのですが、2時間が経つ頃には愛想笑いの表情筋も限界!私の透明人間度レベルは最高なので夫にも気付いてもらえず、頭から煙が出てきそうでした。
後で夫に話したら、そうなる状態は良く分かる。自分も昔そうだったと言っていたのでホッとする反面、やはり乗り越えなければならない壁なのかと、気が重ーくもなりました。
そういえば、中国語学校に行き始めた頃、私はものすごーく頭が疲れ、脳に酸素がいってないんじゃないかという感覚になると夫に話したら、「今まで使っていなかった脳の部分を使ってるからですよ」とサラッと言われ、失礼なっ!とカチンと来ましたが、考えてみれば本当にそうなんだと実感。日本語で物事を考えるのに、何もストレスはなく、知らない言葉があったとしても脇に置いておけますが、中国語を日本語にして考えたり、日本語にない発音を口から出そうとしたりという作業自体が、今までにない脳活動という訳で、今まで使ってなかった脳の部分を刺激してるから、疲れるというしくみなのです。
さすが経験者が言うだけある言葉だったのね、と感心しました。

蘇州旅行の話を書こうとしたのに、すっかり脱線してしまいました。
美味しい食べものや、出会ったものの話はまた今度。

姉と、共通の友人漫画家のYOOさんと3人で伊豆に行ってきました。
伊豆の家は本当に心地好いので、たくさん人を連れて行きたいのですが、私の周りは子育て真っ只中か、働き盛りの人ばかりなので、なかなか難しい。今回は中国行ったらいつ行けるわからない!を武器に誘い、二人が都合をつけてくれました。
観光ゼロ、おしゃべりノンストップの女3人旅。こういう時間ってすごく久しぶり。
私のお気に入りのカフェや、新鮮な魚料理の店に二人とも満足してくれた様子で、すごく嬉しかったー。こんなに楽しいと、もっともっと行きたくなっちゃうな。
漫画家のYOOさん、久しぶりにお会いしたら最近は漫画だけでなく、絵を描く楽しさを広めるワークショップを始めたようです。
「好きな言葉言って!」との問いかけに、私は最近好きな言葉に加えた「調和・ハーモニー」と伝えたら、このような天使の絵を描いてくれました。
ちなみに私の好きな言葉は「知恵」「勇気」「希望」「調和」。これらの言葉の意味や力が、私をまっすぐに正してくれる気がして大事にしたいと思ってる。
こうやって、絵にしてもらえると尚更ブレないように強くなれそうだ!
ありがとう。

YOOさんのブログ
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