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日々思い浮かんだことを、気の向くままにあれこれと…
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4ヶ月ぶりに伊豆の家に来た。
草木がぐんぐんと伸びる季節なので、山道は枝葉達が幅をきかせて視界が狭く、車のスピードを出すのが恐いくらい。
山上の家から景色を眺めていると、冬来た時は家が増えたなぁと感じた記憶があるのに、今回は緑が生茂り家が隠れているし、鳥と虫の声と風の音が四方八方から聞こえてきて、人間が生活している気配が小さく、自然界の一部分を借りているという心境になってくる。
普段は地球は人間の天下だと思っちゃってる気がする。
ここにいると、見慣れない緑の多さに、エコなんて気にしなくても平気なんじゃないか?なんて思ってしまい、東京にいると情報からエコ活動は必要だと感じる。いい加減な自分の気持ちに呆れるが、鳥と虫と風の音の圧倒的な存在は、単純に私に畏敬の念を抱かせる。
こんな考えとは別に、ぼーっと景色を眺めていると子供の頃に持ったような、素朴な疑問が浮かんでくる。
鳥や虫の声は喧しく感じないのに、子供の泣き声は何故喧しく感じるんだろう?泣き声には怒りや悲しみが入っているから?だけど鳥や虫にはそれはないって言えるだろうか…とか
風の音は何かに触れてる音のようで、何もない場所では音はするのか?とか
蚊はどうして皮膚の中に自分の好物があるって知ってるのか?とか
ミノムシは巣を作ってからぶら下がるのか、巣の材料を何度も運びながら完成させるのか?とか…
きっとこれらは子供の頃と違って今は、インターネットで検索すれば解明するかもしれないけれど、今はこういう疑問が解決できることより、身近な人と自分なりの解答をしあうのが楽しいという気がする。

伊豆に来ると夜ぐっすり眠れて、目が覚めると日は高く昇っていることが多い。
今日は夜明けを見てみたいと思い早起きしたが、間に合わなかった。
 
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3連休を利用して伊豆高原に来た。
いつも伊豆に来ると同じ店に食事に行くので、違う店を開拓したいと思っていたところに、ネイルのお客様から下田で美味しい店があると聞いたので行ってきた。
以前下田に車で行った時は、海水浴の渋滞にはまり大変だったので、今回は電車の旅。伊豆高原から下田までほぼずっと海沿いで、とっても気持ちが良かった。
紹介してもらった和食の店は、ご夫婦二人でやっているこじんまりした店でした。とっても丁寧なお料理で美味しかったです。自分では見つけられないような場所にあったので、教えてもらって本当に良かった。

渋滞に巻き込まれなければ家から車で3時間の場所、伊豆高原に義父母のセカンドハウスがある。
その家は山の上にあり、ベランダからは海と緑と大島が見える絶好のロケーション。義父母も義理の妹夫婦も忙しいので、私達ばかりがこの家を訪れる。
義父母から借りているという立場をわきまえずに言えば、たまにしか来ない別荘特有の匂いや古さ、家の周りの荒れ放題の草木達…と難点はあるものの、
ここで過ごす数日間は素晴らしい。
私の実家は緑の多い場所にある。庭にも母が手入れしている様々な花や木がある。それは私にとって当たり前のことだった。
私からすると緑の少ない自由が丘に住むようになって、それはとても大切なものだったと感じるようになった。
季節の訪れは不意に感じるが、やはりきっかけがある。金木犀の香りだったり、芝生を刈った香りだったり、落ち葉を燃やした鼻が痛くなるような香りだったり…
実家は駅まで自転車で10分ほどかかったので不便だと感じていたが、その道の途中には畑と林があり、静かな住宅街を通った。
仕事で疲れた後に自転車にまたがり、いつもの道を通る家に着くまでの間に、色々な植物達のエネルギーが私の心に風を通してくれていた気がする。
当時はそんなことは実感していなかったけれど。
私は以前は何もせずに過ごすというのが苦手だった。伊豆に来ても観光に出掛けたりしないと、時間を持て余していた。
けれど主人は何もせずに過ごす楽しさを知っている人だったので、暇だな~と思っていたのは覚えているけれど、いつの間にか私もそれが上手になっていたようで、惜しいほどの速さで夕方がやってくる。
今回は4泊5日。朝起きて、朝食にベーカリーカフェに行って、食料を買いに行って、温泉に入って、読書して、数独をして、昼寝して、温泉に入って、ビールを飲んで、夕飯を食べて寝る。
至福の時間。
写真は別荘からの眺めと、ベランダの柵に足をかけて読書をする定番のスタイル。読書をしながら自然のエネルギーチャージのひととき。

 

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