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日々思い浮かんだことを、気の向くままにあれこれと…
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明日は娘の1歳の誕生日。
よくもこんなに育ったものだと思う。
人生の中で1番見ため的に変化する1年だろう。
1年前の今日は、まさか今晩産むことになるとは思っていなかった。
切迫早産で入院して、退院して1週間目の検診日だった。
3時間かからないスピード出産ではあったけれど、出産中色々あったので先生の説明を聞いてると安産だったとは言えない気がする。3時間かからなかったと話すと「安産だったんだねー」と言われる。安産の基準が短時間ということなら、そういうことなんだろうけど、なんか疑問。
けれど短時間で済めば、長時間より体力の消耗は少ないはずだ。
カンガルーケアが済んでそのまま休むように言われたが、興奮して眠れないまま、朝看護婦さんが病室に移りましょうと呼びに来た。
産んだ部分が痛くてヨロヨロと立ち上がろうとしたら、思いのほか力が入らず、わたし立てるのか?ってくらいだった。それでも移動しようと立ち、その後…。
「◯◯さん!◯◯さん!」と看護婦さんに必死に呼ばれ、気付いたら目の前に看護婦の顔と天井が見えた。一瞬、ここはどこ?私は誰?状態にポカーンとし、頭をぶつけたような痛みを覚えた。立ち上がってひっくり返って、気絶したのだ!生まれて初めて気絶した!
ドラマの中ではよくある気絶。子供の時から気絶って一度してみたいと思っていたのが叶ってしまった。
気絶してる最中は気絶してるので当たり前だが実感がない。意識が戻った時、本当にドラマで見るように、私を呼ぶ声とともに視界がぼんやり開け、人の顔が見えて「この人誰だっけ…」と思った。
気絶していたのは、すごく短い時間だったようだけど、わたし的には長い眠りから覚めて朝か夕方か分からないような感じがした。
結局立ち上がることは出来ず、その後数時間置きにトライしてもダメで、夕方になって車椅子で移動した。その間ずっと分娩室の幅の狭いビニールのベッドだったので、布団が恋しかった。もっと早く車椅子で移動させてほしかったけど、その日は出産が多い日で、始めは私にも早く部屋を空けて欲しいようだったけど、立てない私を構ってる暇はなく、分娩室をあきらめて私は放置されてたんだな。
長い入院生活後のお産だったから、体力がなかったせいなのか、年齢のせいなのか、まあ両方なんだろうけど、あの日は自分の体とは思えないくらいヨロヨロだったなぁ。
2人目は予定にないが、ムリって感じ。


こんなに大きくなりました!
お宮参り用に編んだセレモニードレスが今ピッタリ。
チラッと映ってるのはお手伝いさん。
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娘を産んでそろそろ4カ月が経とうとしています。
妊娠、出産、産後直後を振り返ると、どうしてあんなに泣いたり、苛立ったり、不安になったりしたんだろう?本にもよく書いてあったけど、ホルモンの関係で神経が過敏だったと思う。
その頃のブログを読み返すと、削除しようかと思ってしまう。まるで思春期。
今後来るであろう更年期を思うと、恐るべしホルモン。女の体は摩訶不思議。

産後に「お乳出てる?」とか「抱き癖がつくよ」とか「赤ちゃん具合悪いんじゃない?」と言われると、いちいちカチンと来て、その後は自分が至らない母親だからじゃないか?と心配になったりしていた。
言う方は何気ない言葉で、産婦が傷つくなんて思っていないし、私も以前は言っていたと思う。体験しないと気遣えないことってあるなぁと感じる。
結構自分の母親世代の人の方がやたらに言ってくるのは、体験しても忘れてしまって、心配してくれて言うのは分かるけど、私は忘れたくないと強く思う。

産後に桜新町にある「産後ケアセンター」というところを利用した。
世田谷区と武蔵野大学が運営している施設で、生後0カ月から4カ月までの赤ちゃんと母親が利用できる。
そこでは、育児の相談にのってくれたり、母乳ケアをしてくれたり、色々な講習を開いていたりする。
産後でまだ身体を休める必要があっても、手伝ってくれる人がいなかったりすると、なかなか休めないもの。そこではスタッフが赤ちゃんを見てくれて、睡眠不足を補ったり、ゆっくり食事をさせてくれたりする、産婦にとって本当に有難い施設。エステなんかもあるのだ!
そこのスタッフは助産師のベテラン揃いで、上に書いたような産婦にプレッシャーになるような言葉は絶対に口にしない。こちらの悩みや心配を優しく、時には厳しく、的確に応えてくれるので無駄に悩まなくなる。スタッフ数が多く、ベテランが多いので人によって言う事が違うことに徐々に気付くと、育児に一つの答えはないんだと分かり気が楽になった。
食事時間には新米母達で色々情報交換したり、愚痴り合ったりして、すごくストレス解消や気分転換になって、とっても楽しかった。
0か月位の時は、4カ月の赤ちゃんが成長しているように見えて、すごーく先のように感じた。
「夜の授乳は何回くらいになった?」とか「どうやって遊んであげてる?」とか聞きまくっていた。
ママ友って面倒くさそうと思っていたけれど、こうやって助け合う仲間なんだなぁと知った。自分も大変だったから、少しでも役に立ちそうな情報はシェアしあおう!という気になる。

この施設を利用すると癖になるよねーとみんなで言い合っていた。
なので当然利用したい人は多いので、競争率も激しい。世田谷区民は正規の利用料の10分の1なので、抽選になっている。正規の利用料を払えばいつでも利用できるけど、結構高いので世田谷区民で本当に助かった。
こういう施設がたくさんあれば良いのにと思うけれど、日本には1つしかないそうです。
4ヵ月間近になると「もうこれなくて淋しい~」とみんな言っていた。
私は上海に来たのでもっと前の段階で行けなくなったけど、日本にいる間に行けるだけ行きたいと思って、頻繁に利用していたので娘もたくさんのスタッフの人に覚えてもらえて、たくさん可愛がってもらった。
本当にスタッフの方々には感謝してます。
そろそろ4カ月だな~と思い、産後ケアセンターでの時間を思いだした。
あそこで出会ったママ達、みんな元気かなー?赤ちゃん達も大きくなっただろうね。
ちょっと部活の合宿みたいな感じもあって、同志的な感覚もあったかも。

 

ある日の食事。
母乳だとすごく食欲がわくので、量が多い!


バランス良く、見た目も楽しく、美味しかった!


朝食。朝からこんなに!
けどペロッと食べちゃった。
娘はまるで植物のように、日々どこかしら変化しているように感じます。
3ヶ月という期間で身長は13cm、体重は倍になるなんてこと、長い人生のなかでこの時期だけのこと。中高生の時に骨が軋む程身長が伸びる人もいるけど、3ヶ月で13cmはないだろうからすごい!
そしてその材料となるものが、母乳か粉ミルクだけってこれまたすごい。
たくさん笑うようになったし、周りのものに興味を示してキョロキョロしたり、前にはみられなかった行動が出てきて、面白い。
そういう変化で楽しませてもらっているので退屈はしていないのだが、私の生活は今、娘を見る、テレビを見る、パソコンをいじるくらいしかない。
手首の腱鞘炎が一向に良くならず、上海に来てからは家事はほとんどしてないし、娘の抱っこ要員が増えて楽になっているのにもかかわらず、更に痛くなってきている。
真剣に手首を使わない生活をしないといつまで経っても治らない。他の母親達はどうしてるんだろう?
ヤワな自分が嫌になる。
切迫早産の時の安静生活といい、体は元気なのに何もしちゃダメって状況がまたしても到来。
今回は手芸も出来ないし、本も支えられないので読書も出来ない。
夫もアイさんもいない時間は娘を抱っこしてるけど、手首を気にせず思う存分抱っこ出来なくて辛いです。
以前通っていた中医の先生のところで、鍼治療を受ける予定なので改善を期待している。








足をバタバタして布団がいつも足元に溜まってしまってます。
暑いのか?
動きたいのか?
可愛いくて笑っちゃう行動の一つ
11月8日に無事女の子が産まれました!
予定日より1ヶ月も早い36週の早産でしたが、体重は2817gありNICUに入ることなく、一緒に退院することができました。
誕生して2週間。本当に赤ちゃん中心の生活にどっぷり浸かってます!心配していた私の体力もだいぶ回復して不思議なエネルギーで、母やれてる。
可愛くて可愛いくて、ぎゅぅぅうっと抱きしめてます。

退院して1週間後に検診に行き、先生に今日にでも産みたい!と話してましたが兆候はなく、「もうしばらくの辛抱だね~」などと言われ、家に戻った数時間後におしるしが!数分後に破水!30分後に病院に着いて、3時間後に産んじゃいました!!!
初めての事なので、私には何がなんだか分かりませんでしたが、すごいスピードで陣痛が進んだようです。

赤ちゃんが産まれてからは、次から次へとやることや考えることがあって、しみじみする間もなく今ようやく切迫早産で入院して退院して、出産で入院して、次の日に夫が上海から帰ってきて、出生届を出しに行ってもらったり、自宅に赤ちゃんを受け入れる準備をしてもらったり、その間に私は授乳したり、その他色々、本当に色々あった二ヶ月だったなぁと感じます。
そして今娘は隣でスヤスヤ眠ってる。
平凡だけど、かけがえのない時に感謝と共に、優しく暖かい達成感を感じます。
心配をかけ励まして下さった方々、報告が遅くなりましたが、出産を終え私達は母子共に元気です。本当にありがとうございました。


退院する時に赤ちゃんに着せようと入院中に編んでたセレモニードレス
退院した日は暖かくて、着せられませんでしたー
35週目に入った昨日、退院しました!
赤ちゃんはまだお腹の中です。
これからは無理のない程度に、普通の妊婦生活をして良しとのことで、なんか拍子抜けです。
安静!安静!と言われ続け、入院当初は何人かの看護師さんに真面目な顔で「あなたが認識しているより、ずっとずっと深刻な状況です」と言われてたのに…。
まぁ、身体の状態が妊娠週数相応になったという事なので、怖がる必要はないのですが、温室からベランダに移された植物の気分です。

お腹が入院前より大きく重くなってるせいもあり、自分の体とは思えないほど動けない。歩幅は小さくて超ノロノロ。病院内でちょっとは歩いていたものの、周りは気遣ってくれるし、同じくヨロヨロした人ばかりですからねー。
上海から戻った時、日本の駅とかで狭くても人同士がぶつからずに、すごいスピードで移動していくことに戸惑いましたが、あの時以上に今は恐怖かもしれません。
地方から都心に出てきた人や、外国人、老人はこういう思いをしてるんだな〜と気付かされます。

2、3日は横になりつつ、座る時間を増やしていって、ちょっとずつ歩いたりして体力、筋力をつけないと。来週の妊婦検診に病院にたどり着けるか心配。
マタニティヨガで知り合った人達がぞくぞくと出産を終えていき、どんなに大変だったかと教えてくれます。
そして3時間おきの授乳の過酷さも…。
これからの私へは親切心から、産後の同志には共感を求めての事でしょうけど、今の私は正直聞きたくないような…。
入院中、産後の方達の「イタタタタタ」「痛み止め飲んでいいですかぁあ」コールで充分ビビってますから~。
私は私で日々ちょっとずつ力が出せるよう頑張るぞー!


病院で時々朝食で出たチーズ。
給食っぽくて、なんか嬉しかった。
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