category:映画
「誰も知らない」「歩いても歩いても」の是枝監督の映画「空気人形」を見に行った。
どの映画も静かな日常が淡々と描かれていて、ハラハラドキドキするようなテイストではないのだけど、実はショッキングな内容なのだ。驚かせたいという意図のある作品は、作り方も過激で刺激的で、それはそれで面白いけれど、是枝監督の映画の場合、自分が経験した過去の悲しかったり、切なかったりした記憶を思い出すようにズシーンと残ってしまう。だから、何も語りたくなくなるのだ。言葉にして誰かに説明しても、意味合いは正確ではなく、伝えること自体意味がないかもというか。それより一人で感傷に耽りたいような。
映画の内容と実体験は何もリンクしていないのに。
内容はある男が持っている、空気人形がある日心を持ってしまい、恋をして様々な人間的な感情を経験するという話。空気で膨らんで形を保っているので、抜けてしまうと足さなければならない。人形が恋した相手に空気を補充してもらうシーンがあり、なんとも胸が切なく苦しくなり、そして官能的。官能的と書くと、どうしても杉本彩が思い浮かんでしまい、ニュアンスが違うので、もっと相応しい言葉を思いつきたいところだけれど、残念ながらわからない。人形を羨ましく思った。これについては誰かと話し合いたいなぁ。
サウンドトラックが映画にぴったりで素晴らしい。映画を見終わってすぐに買い、昨日からずっと流しっぱなし。
本当に切ないないというのは、苦しいのだけど、映画やドラマなどでは切なくなりたくなってしまうんだよなー。

どの映画も静かな日常が淡々と描かれていて、ハラハラドキドキするようなテイストではないのだけど、実はショッキングな内容なのだ。驚かせたいという意図のある作品は、作り方も過激で刺激的で、それはそれで面白いけれど、是枝監督の映画の場合、自分が経験した過去の悲しかったり、切なかったりした記憶を思い出すようにズシーンと残ってしまう。だから、何も語りたくなくなるのだ。言葉にして誰かに説明しても、意味合いは正確ではなく、伝えること自体意味がないかもというか。それより一人で感傷に耽りたいような。
映画の内容と実体験は何もリンクしていないのに。
内容はある男が持っている、空気人形がある日心を持ってしまい、恋をして様々な人間的な感情を経験するという話。空気で膨らんで形を保っているので、抜けてしまうと足さなければならない。人形が恋した相手に空気を補充してもらうシーンがあり、なんとも胸が切なく苦しくなり、そして官能的。官能的と書くと、どうしても杉本彩が思い浮かんでしまい、ニュアンスが違うので、もっと相応しい言葉を思いつきたいところだけれど、残念ながらわからない。人形を羨ましく思った。これについては誰かと話し合いたいなぁ。
サウンドトラックが映画にぴったりで素晴らしい。映画を見終わってすぐに買い、昨日からずっと流しっぱなし。
本当に切ないないというのは、苦しいのだけど、映画やドラマなどでは切なくなりたくなってしまうんだよなー。
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category:趣味
category:未選択
今日bunkamuraのオーチャードホールにミュージカル『コーラスライン』を見に行った。
名作だとは知っていても、古すぎる作品というのはどうも積極的に見る気になれないが、私の夫はそういうものを繰り返し見る人。そのおかげで私もこの作品の魅力を知ることが出来た。
華やかなブロードウェイが舞台でありながら、共感できるストーリー、なにより曲が素晴らしい!
16年ぶりの再演の為のオーディションのドキュメンタリー映画「ブロードウェイブロードウェイ」を見ても、ダンスのうまさに感心するのはもちろんだが、歌唱力に鳥肌がたつ。
年齢と感受性は関係あるのか、個人差はもちろんあるだろうけど、昔より感動しなくなったなぁと気付いて随分と経つ。音楽や映画、美味しい食物とか、好きな小説家や映画監督の新作に対しても、どこかで似たようなものは経験していて、好きか嫌いかは感じるけど、感動するほどではないという感じ。
だけど心が震えるような、締め付けられるような感触はふいに訪れる。これって何?ストーリーはわかってるし、なぜこのシーンで?と冷静に考える自分と、涙まであふれてきている自分。あーこれが感動なんだなぁ。
やはり感動というのは切ないが、気持ちいい。意図して得ようとすると得られないものなのかもしれない。
今日は本当にいい気分。感謝です。

名作だとは知っていても、古すぎる作品というのはどうも積極的に見る気になれないが、私の夫はそういうものを繰り返し見る人。そのおかげで私もこの作品の魅力を知ることが出来た。
華やかなブロードウェイが舞台でありながら、共感できるストーリー、なにより曲が素晴らしい!
16年ぶりの再演の為のオーディションのドキュメンタリー映画「ブロードウェイブロードウェイ」を見ても、ダンスのうまさに感心するのはもちろんだが、歌唱力に鳥肌がたつ。
年齢と感受性は関係あるのか、個人差はもちろんあるだろうけど、昔より感動しなくなったなぁと気付いて随分と経つ。音楽や映画、美味しい食物とか、好きな小説家や映画監督の新作に対しても、どこかで似たようなものは経験していて、好きか嫌いかは感じるけど、感動するほどではないという感じ。
だけど心が震えるような、締め付けられるような感触はふいに訪れる。これって何?ストーリーはわかってるし、なぜこのシーンで?と冷静に考える自分と、涙まであふれてきている自分。あーこれが感動なんだなぁ。
やはり感動というのは切ないが、気持ちいい。意図して得ようとすると得られないものなのかもしれない。
今日は本当にいい気分。感謝です。
category:美味しいもの
いつからバームクーヘンは柔らかい物が主流になったのだろう?
子供の頃に食べた記憶では、硬くて一層一層剥がしながら、周りの粉砂糖の塊りと良いバランスで口に入れるのが楽しい、特別なお菓子だった。
柔らかいタイプではない懐かしのバームクーヘンが、無性に食べたくて買いに行ったところ、すぐに見つかると思っていたのに、なかなかめぐり逢えないのだ!
ネットで検索すると、絶品バームクーヘンと呼ばれるものは思いのほか多く、世の中にはバームクーヘン好きが結構いる様子。絶品という言葉につられて試しているが、だいたいがまわりに何もついてないか、ホワイトチョコっぽいのがついてるか、ざらめっぽい砂糖がついていて、私が食べたい粉砂糖の塊りタイプではない。
もちろん私が探している物と違うだけで、みんなとても美味しいが、私は「これじゃない」「これも違う」と言いながら食べ続けていくつ食べたことだろう?
もしかしたら私の記憶の中のバームクーヘンは存在しないかもしれない…という気さえしてくる。
でも、周りの人に「こういうバームクーヘン知らない?」と聞くと、殆どの人が「わかる!わかる!」と言ってくれる。けれどそのあと「ユーハイムじゃないの~?」ととっくに確認済みの老舗の名を口にする。それか「私はクラブハリエが好き!」ハリエは断トツの人気だ。
ブルータスの手土産ランキングで1位になったという「コンディトライバッハマン」という店がある。色々な人の評価も良いし、ドイツ菓子専門店。しかもバームではなく、バウムクーヘンと言っているあたりがとっても硬そうで希望が持てる。しかしこの店は平塚にあり、足を延ばすのを躊躇してしまう。でも、懐かしのバームクーヘン探しにいいかげんピリオドを打ちたくて行ってきました!
とっても美味しかったです!…が、粉砂糖じゃなかった…。
バームクーヘン探しの旅はまだつづく。
(朗報:コンディトライバッハマンはクイーンズ伊勢丹品川店にも入ってることが、ショップカードでわかりました。)

ヴィヨン

カールユーハイムとねんりん家

コンディトライバッハマン
子供の頃に食べた記憶では、硬くて一層一層剥がしながら、周りの粉砂糖の塊りと良いバランスで口に入れるのが楽しい、特別なお菓子だった。
柔らかいタイプではない懐かしのバームクーヘンが、無性に食べたくて買いに行ったところ、すぐに見つかると思っていたのに、なかなかめぐり逢えないのだ!
ネットで検索すると、絶品バームクーヘンと呼ばれるものは思いのほか多く、世の中にはバームクーヘン好きが結構いる様子。絶品という言葉につられて試しているが、だいたいがまわりに何もついてないか、ホワイトチョコっぽいのがついてるか、ざらめっぽい砂糖がついていて、私が食べたい粉砂糖の塊りタイプではない。
もちろん私が探している物と違うだけで、みんなとても美味しいが、私は「これじゃない」「これも違う」と言いながら食べ続けていくつ食べたことだろう?
もしかしたら私の記憶の中のバームクーヘンは存在しないかもしれない…という気さえしてくる。
でも、周りの人に「こういうバームクーヘン知らない?」と聞くと、殆どの人が「わかる!わかる!」と言ってくれる。けれどそのあと「ユーハイムじゃないの~?」ととっくに確認済みの老舗の名を口にする。それか「私はクラブハリエが好き!」ハリエは断トツの人気だ。
ブルータスの手土産ランキングで1位になったという「コンディトライバッハマン」という店がある。色々な人の評価も良いし、ドイツ菓子専門店。しかもバームではなく、バウムクーヘンと言っているあたりがとっても硬そうで希望が持てる。しかしこの店は平塚にあり、足を延ばすのを躊躇してしまう。でも、懐かしのバームクーヘン探しにいいかげんピリオドを打ちたくて行ってきました!
とっても美味しかったです!…が、粉砂糖じゃなかった…。
バームクーヘン探しの旅はまだつづく。
(朗報:コンディトライバッハマンはクイーンズ伊勢丹品川店にも入ってることが、ショップカードでわかりました。)
ヴィヨン
カールユーハイムとねんりん家
コンディトライバッハマン
category:旅行
4ヶ月ぶりに伊豆の家に来た。
草木がぐんぐんと伸びる季節なので、山道は枝葉達が幅をきかせて視界が狭く、車のスピードを出すのが恐いくらい。
山上の家から景色を眺めていると、冬来た時は家が増えたなぁと感じた記憶があるのに、今回は緑が生茂り家が隠れているし、鳥と虫の声と風の音が四方八方から聞こえてきて、人間が生活している気配が小さく、自然界の一部分を借りているという心境になってくる。
普段は地球は人間の天下だと思っちゃってる気がする。
ここにいると、見慣れない緑の多さに、エコなんて気にしなくても平気なんじゃないか?なんて思ってしまい、東京にいると情報からエコ活動は必要だと感じる。いい加減な自分の気持ちに呆れるが、鳥と虫と風の音の圧倒的な存在は、単純に私に畏敬の念を抱かせる。
こんな考えとは別に、ぼーっと景色を眺めていると子供の頃に持ったような、素朴な疑問が浮かんでくる。
鳥や虫の声は喧しく感じないのに、子供の泣き声は何故喧しく感じるんだろう?泣き声には怒りや悲しみが入っているから?だけど鳥や虫にはそれはないって言えるだろうか…とか
風の音は何かに触れてる音のようで、何もない場所では音はするのか?とか
蚊はどうして皮膚の中に自分の好物があるって知ってるのか?とか
ミノムシは巣を作ってからぶら下がるのか、巣の材料を何度も運びながら完成させるのか?とか…
きっとこれらは子供の頃と違って今は、インターネットで検索すれば解明するかもしれないけれど、今はこういう疑問が解決できることより、身近な人と自分なりの解答をしあうのが楽しいという気がする。
伊豆に来ると夜ぐっすり眠れて、目が覚めると日は高く昇っていることが多い。
今日は夜明けを見てみたいと思い早起きしたが、間に合わなかった。
草木がぐんぐんと伸びる季節なので、山道は枝葉達が幅をきかせて視界が狭く、車のスピードを出すのが恐いくらい。
山上の家から景色を眺めていると、冬来た時は家が増えたなぁと感じた記憶があるのに、今回は緑が生茂り家が隠れているし、鳥と虫の声と風の音が四方八方から聞こえてきて、人間が生活している気配が小さく、自然界の一部分を借りているという心境になってくる。
普段は地球は人間の天下だと思っちゃってる気がする。
ここにいると、見慣れない緑の多さに、エコなんて気にしなくても平気なんじゃないか?なんて思ってしまい、東京にいると情報からエコ活動は必要だと感じる。いい加減な自分の気持ちに呆れるが、鳥と虫と風の音の圧倒的な存在は、単純に私に畏敬の念を抱かせる。
こんな考えとは別に、ぼーっと景色を眺めていると子供の頃に持ったような、素朴な疑問が浮かんでくる。
鳥や虫の声は喧しく感じないのに、子供の泣き声は何故喧しく感じるんだろう?泣き声には怒りや悲しみが入っているから?だけど鳥や虫にはそれはないって言えるだろうか…とか
風の音は何かに触れてる音のようで、何もない場所では音はするのか?とか
蚊はどうして皮膚の中に自分の好物があるって知ってるのか?とか
ミノムシは巣を作ってからぶら下がるのか、巣の材料を何度も運びながら完成させるのか?とか…
きっとこれらは子供の頃と違って今は、インターネットで検索すれば解明するかもしれないけれど、今はこういう疑問が解決できることより、身近な人と自分なりの解答をしあうのが楽しいという気がする。
伊豆に来ると夜ぐっすり眠れて、目が覚めると日は高く昇っていることが多い。
今日は夜明けを見てみたいと思い早起きしたが、間に合わなかった。
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